看護師に限らず、人間関係の悩みは価値観の違いから起こるものです。
価値観が違うと自分を理解してくれない、さらに自分に反対ばかりされると反感を持ってしまうため些細なことでトラブルを抱えてしまいがちです。

大きな病院ともなると100人以上の看護師が在籍することもある世界だけに、その中に価値観が合わない人がいるのはどうしても避けられません。
ちょっとした価値観、考え方の違いに目くじらを立てず、合わない人とは必要以上に関わらずよい意味で距離を置きつつ仕事としての付き合いに徹するといった大人の対応を心がけましょう。

また、同僚同士でトラブルが起きた場合には一方に味方するのではなく、中立の立場から仲裁を心がけましょう。

なるべくトラブルから避けるには、必要以上に周りの人間関係と関わらないのもポイントです。
同僚同士の仲が悪い場合、一方から悪口や陰口を聞かされることもあります。そんな時に相手に乗ってしまうといつのまにかトラブルに巻き込まれてしまいがちです。
関わるべきではない人間関係のいざこざからは一歩引いて傍観する立場を保つようにしましょう。

もうひとつ、異なる価値観を受け入れる点ともかかわってきますが、できるだけ相手のよいところを見て誉める機会を作りましょう。
忙しい環境の看護師の現場では、ギスギスした雰囲気になってしまうことも多いものです。そんな時にねぎらいや努力を誉める言葉を一言かけるだけでも相手のこちらへの印象が違ってきます。
ちょっとした一言をかける習慣を心がけていれば敵意を持つ人も少なくなりますし、人間関係の悩みを防ぐだけでなく職場全体の雰囲気をよくしていくこともできるはずです。